ページの余白に

人気芸人の親族の生活保護が不正か否かと

問題になっている。

ことの当否はさておき、渦中の人物が

お笑い芸人となると、とたんにコメンテイターの

舌鋒が鈍るようだ。

ふだん、まっとうな意見をいっているひとが

とたんに口が重くなったり、あるいは感情的に

なったりする。事実関係を冷静に判断してコメント

するというより、渦中の芸人の人柄がどうとか、

本筋からはずれたところから、問題の当否を

うんぬんするというか。

関西ローカルのばあい、コメンテイターも

芸人とのかかわりが深いせいもあるせいかなぁ。

よく原子力ムラという表現を目にするけれど、

関西ローカルのばあい、ムラという形容がぴったり

な気がする。

東京にたいして憎まれ口をたたくくせに、

東京の番組にでられると、ことさらに自慢する。

そんな関西土着の芸人をみていると、なんだかなぁ、と

脱力する。

pen

うん、話の本筋を見失いかけている。

けっきょく、テレビの世界の人間はみな、運命共同体とい

意識があるんだろうな。

芸人やタレントじゃなくても、テレビに出ていると、

業界の不文律といったものを会得する。

つまり、空気を読めるようになる。

それがテレビの世界で生きる必要条件なのかも。

とすると、テレビとこっちの世界の間には、

とてつもない壁が存在するってことになる。

ふだんはみえない壁が、おぼろげにみえてくる。

ねえ、知ってた?

「ねえ、知ってた? 」

という女性の声が頭上からした。

顔をあげると、いとうあさこに似た女性が吊革に

つかまり、車輛の揺れに身体をまかせていた。

そのたびに吊革がぎ、ぎと音をたてる。

いとうあさこの相手は同僚らしい男性だった。

顔はケータイの液晶画面にむけたまま、なに? と

返事する。

「加古川の小学生って、習い事が盛んなのよ」

「ふうん」

興味なそうな返事。

「ピアノとか? 」

「ダンス」

そういえばキッズダンサーって最近よくテレビで

みるなぁ、とぼくはおもった。

「神戸の小学生は、ならいごとより塾なの。

神戸は中学受験が盛んだから」

「よく知ってるね」

男性はケータイから顔をあげ、いとうあさこを

みる。感心したようすだ。

「今朝の新聞に書いてあった」

sun

最近知ったこと。

シリアルキラーのシリアルが、

「連続の」という意味だったこと。

これまでずっと、コーンフレークなんかのそれだ、と

思いこんでいた。

ああ。

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人生を棒に振りたくない

アメリカのオーディション番組を見ていて、

違うなとおもうことがある。

出場者のレベルが高いのもそのひとつだが、

審査員のコメントが容赦ないのだ。

なかには泣きだす出場者もいるほどだ。

でも、冷静に考えればこれは出場者のためだ、

とおもう。

「趣味として楽しんでください」

「あなたにはプロは無理です」

じっさいはもっと身も蓋もないことばです。

bell

いつか夢はつかみとれる、と出場者はおもっている。

じっさい、アメリカ人というのは自信家がおおい。

そうやって夢を追い続けて、人生を棒に振る。

それは悲劇だ。

「向いていない人に、はっきり最後通告するのも、

じぶんたちの役目だ」

審査員たちはそう考えているふうに、みえる。

そこにぼくは誠意を見る。

恨まれるとわかっているのに、あえて言うのは

誠実だとおもう。

日本だと、だれもこんな損な役回りをひきうける人は

少ないとおもう。

「夢はかなう」

そう言い続けるひとばかりだ。

bell

ぼくにも夢がある。

なかなか実現しません。

「もう少しがんばろう」そうじぶんに言い聞かせる

今日この頃ですが、

「これ以上続けたら、深みにはまるかもしれない」

そんなふうにもおもう。

じぶんに見切りをつけるころあいなのではないか、と。

ああ、迷うなぁ。

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「セックス・アンド・ザ・シティ2」

「まるでナッシュビルの月曜日の夜のようだ」

この映画をみた感想です。

登場人物のだれにも共感をおぼえなかった。

このお話がカルト的人気を博したことは知ってます。

あるブロガーさんはごじぶんのプロフィール写真に

この主演女優の肖像を使ってますし、ニックネームを

この女優の名前からとっているブロガーさんもいます。

また、ある某有名キャスターが、おちこんだときこの

テレビドラマのDVDをまとめて見るそうです。

そして元気をもらい、また新たな仕事の日々にもどっていく

そうです。

ぼくはテレビのほうも、劇場版の第一弾のほうも見ていない。

この続編がはじめてなので、この一本だけで判断するのは

公平じゃないかもしれないです。

でも、やっぱり、いっちゃおう。

世の女性のおおくがこのお話にひきつけられる理由が

わからない、と。

loveletter

これよりスーザン・サランドンがハンバーガーショップの

売り子に扮した映画のほうがよほど、面白かった。

43歳の中年女と27歳の美青年が恋愛するお話。

あの映画にこんなシーンがある。

嫌味な女性が

「どうやって彼を落としたの」とスーザンに聞く。

どうせ身体で誘惑したんだろう、とその顔は云っている。

「フェラチオでね」

スーザンは平然と答える。このあたり痛快だなぁ。

女性はインテリ階級である。スーザンの答えに驚き、

なんとかとりつくろうと、必死の抵抗をこころみる。

「上手そうね」

するとスーザンは言ってのける。

「あなたは下手そう」

スーザンにぎゃふんといわされるこの女性の姿が、

ぼくには「セックス・アンド・ザ・シティ」の4人にかさなるのだ。

スーザンとくらべると、つまらない女性にみえるのだ。

smoking

冒頭のナッシュビル云々ですが、ぼくはナッシュビルにいった

ことはない。月曜日がどんなだかも知らない。

これはダンスコンテストの審査員の発言を借用したものです。

地区オーディションがナッシュビルで行われ、出場したダンサーの

ひとりにむけられたコメント。

そのこころは、

「退屈だ」です。

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ゲイリー・グライムズin「男の出発(たびたち)」

スポーツが得意なわけでもなく、勉強ができるわけでもない。

みんなを笑わせるユーモアも持ち合わせていない。

輪の外から人気者を微笑みながら見ている。

そんなごくフツーの生徒だった。

いぜん、じぶんの十代のころをそう表現したことがあります。

でも、この映画をみおわって、じぶんの十代をあらためて、

おもいかえしてみると…。

すこし違う。いや、おおいに違う。

ぼくは「いじられキャラ」だった。そしてそのポジションに

ぜんぜん満足していなかった。

かかえきれないプライドをうちにためこみ、人気者にジェラシーの

目をむけていた。

いまなら、十六のじぶんにいってあげる。

「いじられるほど、好かれているんだよ」と。

でも、とうじのじぶんが素直に聞いてくれるかといえば…。

無理だろうなぁ。

horse

映画にもどります。

コックの助手としてカウボーイの一団にくわわった十六の少年が、

いろんな経験をして、成長していくというお話です。

西部劇というと、4、50年代のものが好みです。

60年代以降のものは、へんにシリアスか、残酷になって、

ほんらいの痛快さがなくなっているものが多いので。

この映画は1972年製作とあるので、どうかなとおもいながら、

みたのですが、いい意味で予想を裏切る面白さでした。

主演のゲイリー・グライムズはこの映画のほかに「おもいでの夏」が

有名です。もっと活躍してもおかしくないのに、いつのまにか消えている。

役者稼業にみきりをつけ、ランボーのようにアフリカにわたって

貿易商でもはじめたのかな。

そんなふうにでもおもわないと、合点がいかない。

それくらいこの映画のかれは魅力的です。

将来の大物スターになるとおもわせるぐらいに。

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ツタヤが図書館を

少し前にこんなニュースがありました。→コチラ

佐賀県の武雄市が、市立図書館の運営をツタヤに

まかせるというものです。

実施は来年かららしいのですが、利用時間の延長を

実現するとあり、これはいいなぁとおもいました。

銀行や図書館の利用時間がもうすこし長くなれば、

利用しやすくなるのに、とずっと思ってましたから。

24hours

もちろん、気にかかる部分もありますよ。

自治体が民間に任せるということは、コストカットが

いちばんの理由でしょう。

そうなると、どうなる?

ツタヤでは図書館内で雑誌も販売するらしいけど、司書には

ノルマが課せられる?

家に帰るまえにたちよるコンビニがあります。

そこの店員とはまあ、いつも挨拶がてら短いやりとりを

かわすわけで…。

それが楽しみでさして必要もないのにペットボトルを買っている?

あるとき、彼女からコーヒーをすすめられました。

あたらしいサービスを店でははじめたようなのです。

ぼくは彼女の笑顔に抗しきれずに、さして欲しくもないコーヒーと、

あろうことか専用のタンブラーまで買ってしまいました。

「○○がこんな特集を組みましたよ」

といって雑誌をすすめられる。

なにしろ相手はこちらの貸出情報から、好みを把握している。

○○が好きなのだとバレバレなのですね。

かりに○○に関心が以前ほどなくても、馴染みの司書に

勧められると、断り切れるかなぁ。

コンビニで買ったタンブラーを横目に思案する今日のこの頃です。

ペ・ヨンジュンin「四月の雪」

不倫というと、ドロドロしたイメージがあります。

妻の不倫相手を殴って逮捕された夫や、

妻の訴えで不倫が学校側の知るところとなった教師など。

登場人物はみな、修羅と化しているようにおもえます。

ちなみに後者の場合、不倫相手も教師で、ふたりは教室でことに

およんだとか。

そんな例を最近のニュースから知ることができます。

chick

でも、ペ・ヨンジュンとソン・イェジンのふたりは、

語弊があるかもしれないけど、不倫しているのにさわやかなのだ。

ふたりはそれぞれの配偶者に裏切られた被害者だった。

同じ痛みを共有するふたりはやがて互いに惹かれていく…。

この映画、花にたとえるとバラじゃなくて水仙かな。

不倫をあつかっているのに、純愛といった印象なんです。

ふたりの役者がいいので、映画そのものも、まあ、楽しめました。

でも、もっと工夫してほしかった。

たとえば、ふたりが世間においつめられていく。

ペ・ヨンジュンは職を失い、あろうことか先に裏切った妻から

法外な慰謝料を請求されてしまう。

ソン・イェジンのほうは夫から離婚を拒否され、より束縛が

きつくなってしまう。

ペ・ヨンジュンと会うこともままならない。

追いつめられたふたりは、やがて手に手を取って、

逃避行にはしる。迫る両家の追手。

ふたりの運命や如何に!

いくらでもドラマチックにできたろうに、とおもう。

ま、このあたりは好みの問題かもしれませんが。

ぼくは水仙よりバラが好き、ということです。

というか、不倫にはバラのほうが似合うとおもうのだ。

chick

この映画におけるペ・ヨンジュンの肉体がすごすぎる。

照明技師というよりプロレスラーだ。

ぼくはすこぶる違和感をおぼえまくりました。

「ヨン様」ファンの方はどう思ったんだろう?

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不倫のお話

整形のハードルが下がって、エステとの境界が

あいまいになってません?

脱毛する感覚でシミや黒子をとり、ついでに

一重を二重にするっていうか。

整形どうように不倫のハードルも下がっているのかな。

石田純一の「不倫は文化だ」(じっさいは言っていないとか)

という名言? があるけれど、昔は芸能界の世界の話だと

おもっていました。

heart

ところが身近でもあったんです。

ともだちの会社の同僚が不倫をし、大騒動になったらしい。

「奥さんが会社に乗りこんで来たんやで」

「わぉ」

「不倫相手が会社の同僚やったねん」

「へぇ~」

なんか安っぽいドラマみたいな話だけど、現実となると

きゅうにわくわくしてくる。

「離婚したんか」

ぼくのなかでは、家庭も職もうしなった男が不倫相手と

堕ちていく姿がうかんできた。ふたりは北陸にむかうのだ。

そこでおんなはスナックにつとめ、男はヒモみたいな存在に

甘んじる。男はおんなに捨てられるのではないかとおそれ、

毎夜、男と女のすることをし、おんなに暴力をふるう。

そして泣いて謝るのだ。はたしてふたりの行く末は…。

「いや、離婚はせぇへんかった。こどもが小っちゃいし」

「ふぅん」

無責任な外野としては、ここは是非、家庭からおいだされて

ほしいところだ。

「じゃあ、不倫相手とは切れたんやな」

で、おんなは会社にいづらくなって、やめると。

「いや、いまも会社には残ってるねん」

意外。そして、すごい。ある意味、すごい。

「ふたりは会社で、どんな顔して会ってるんや? 」

「会わへんよ」

「なんでぇ、べつのセクションか」

「いや、男のほうが九州にとばされたねん」

「…」

heart

男は仕事も家庭も順風満帆だった。何一つ不満はなかった。

「それでも不倫にはしるか。相手がよっぽとど美人やったんやな」

ぼくが聞くと、ともだちは苦笑して首を振った。

「十人並みかな。短大を卒業して、去年うちに入ったたばっかりなんや」

不倫した当人によると、自信をもちたかったということらしい。

ひとまわり歳下のおんなとつきあう。まだまだ、おれはいけるのだ、と。

「それに本人はそんなに後悔してないみたいなんや」

うそだろ、とおもった。つよがりだ。

そうおもいつつ、ホンネではどこかうらやましい気持ちもある。

浮気ぐらいできないで男か、という声もどこかから聞こえる。

職も家庭も失いかねないリスクをおかすからには、とうぜんそこには

ハイリターンともいうべきものがあるわけで…。

それを味わってみたい気持ちが、ないと言えばうそになる。

でも周囲をみまわしても、不倫におちたいとおもうような女性はいない。

「あんたにいわれたくない」

そんな周囲の女性の声がきこえてきそうだ。

付記

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鈴木八段の四間飛車

数年前まで、鈴木大介八段は輝いていた。

振り飛車御三家のなかでも、トップを走っている

ようにみえた。

ところが、です。

「パワー中飛車で攻めつぶす本」を上梓した年あたりから長いトンネルに

はいったのでした。

タイトルはとるだろうな、とおもっていたら、

タイトル挑戦さえままならない。

このNHK杯でも57回では決勝進出したものの、

いらい2回戦を勝ち抜けていないのだ。

豪快な振り飛車をみたいなと思いながら、テレビの

チャンネルをあわせた。

diamond

後手番になった八段、とうぜん中飛車だろうと予想して

いたら、オーソドックスな四間飛車にかまえた。

先手の千葉六段は居飛車穴熊。

後手は5四銀型で対抗する。これに対し、先手は

角を7七角~59角~4八角と移動する。

四八ですよ。珍しい。でも解説をきくと、なるほどとなる。

5七の銀を6八から7九へとうつしたいが、そのとき手薄に

なる6六をまもるための4八角なのだった。

さすがに序盤巧者といわれる千葉六段である。

後手は高美濃にかまえ、悠々と1筋の位をとる。

そして数手後に鬼手がでた。いかにも鈴木八段らしい手。

4四にいた角を2二にひき、先手の角が5七にあがったところで、

待ってましっとばかりに1三に出て、ぶつけたのだった。

さあ、面白くなった。

このあたりから先手は攻めにでる。後手が受ける。

そういう展開が延々とつづき、なんと後手は入玉したのだった。

184手で後手の勝ち。

diamond

はぁ~。

見終わってぐったりした。振り飛車は好きだけど、後手をもって

勝ち切れる自信はないなぁ。

やっぱり指すより観戦するだけのほうが楽しいよ。

2回戦では谷川九段とあたる。

つぎ勝てば、鈴木八段も長い低迷から脱出かも、となるが。

はたして、どうでしょうね。

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新潮文庫のマリリン・モンロー

本屋に入ると、まず文庫本のコーナーに向う。

なかでも新潮文庫の棚が好きだ。

村上春樹の「1Q84」がどさっと積まれている。

ジッパー付きのブックカバーが飾られている。

いっしゅん客が置き忘れたバックかとおもった。

文庫カバーの折り返しにある応募マークを20枚

集めると、必ずもらえるとある。

激しく、迷う。

シャーロック・ホームズは永遠のベストセラーだ。

見るたびに新しく補充されている。

コナン・ドイルはほとんど読んだ。

「恐怖の谷」ほか、いくつか未読のものが

残っているけど。

この夏、BSで「SHERLOCK」の新作3本が

放送されるらしいから、予習がてら読んでみようっと。

bag

カバーにマリリン・モンローの文庫をみつけた。

「マリリン・モンロー 七日間の恋」という。

小説なのか、ドキュメントなのか。

映画の公開にあわせて原作が出版されたのだった。

モンローというと、断片的なゴシップはいっぱい

読んできた。

ビリー・ワルイダーが遅刻ばかりするモンローを

なだめて、なんとか撮影を続行したとか。

「荒馬と女」で共演したクラーク・ゲーブルに

悪態をついたらしいとか。

同時代の映画女優ではモンローよりグレース・ケリーの

ほうが好きだ。

気になるゴシップがある。

グレース・ケリーと結婚したモナコの王様(名前が思い出せない)。

かれはかなりミーハーな男で、ギリシャの海運王オナシスに

仲介をたのみ、モンローとつきあおうとした。

オナシスといえば、ケネディの夫人だったジャクリーンと

結婚。

そしてモンローとケネディは…、みなさん御承知のとおり。

セレブの世界って、狭いもんだなぁ。

とにかくモンローに関する話には満腹なのだ。

ぼくは「マリリン・モンロー 七日間の恋」を棚にもどし、

べつの文庫をレジにもっていった。

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